$$$ ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲演奏会 $$$

ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティの「ヴァイオリン協奏曲
第27番ハ長調」が、2025年10月12日に神戸文化ホールにおいて、
大上容一氏のヴァイオリン、佐々木宏指揮、クレー管弦楽団により演奏されます。
ヴィオッティの曲は演奏会で取り上げられる機会が少ないのが現状ですが、
西宮交響楽団のコンサートマスター大上容一氏は、ヴィオッティの音楽を
積極的に演奏して普及に努めているヴァイオリニストです。
大上氏は
2010年4月に甲東ホールで「2つのヴァイオリンのための協奏曲第1番」、
2012年5月に西宮市民会館で「ヴァイオリン協奏曲第22番」、
2018年8月に伊丹アイフォニックホールで「ヴァイオリン協奏曲第29番ホ短調」
2023年4月に神戸文化ホールで「ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調」
と、ヴィオッティの作品を演奏してきました。また、
2015年6月には、ソフィア国際音楽祭に招かれ、ブルガリア国立ソフィアフィルと
協演してヴィオッティの協奏曲22番を披露するなど、国際的にも活躍しています。
今回の演奏曲は協奏曲第27番です。第1楽章、少し長めの導入部では充実した
オーケストラを聴かせるが、独奏ヴァイオリンが登場すると独奏ヴァイオリンが
終始オーケストラをリードするやり方でですすむ。ヴィオッティ特有の曲想に満ちた曲です。
ヴィオッティのロンドン時代の作品で、おそらく日本では最初の公演と思われます。
大変楽しみな演奏会です。
(O.K.)
2012年5月に開催された演奏会のパンフレット
